夏が近づくと、「エアコンをつけたいけれど、冷たい風が体に直接あたるのがつらい」と感じる方は少なくありません。
高崎をはじめ群馬県は夏の気温が高く、熱中症のリスクが気になる季節でもあります。しかし、冷房の風が苦手だからといって、エアコンを使わずに過ごすのは危険なこともあります。
このコラムでは、冷房の風が苦手な高齢者の方でも、無理なく快適に夏を乗り越えるための工夫をご紹介します。
目次
年齢を重ねると、皮膚の温度センサーの感度が鈍くなり、暑さを感知しにくくなることがあります。これにより、体温調節機能の発動が遅れることもあります。また、発汗能力の低下や身体に含まれる水分量の減少なども起こりやすくなります。
つまり、暑いと感じにくい一方で、冷たい風が直接あたると関節の痛みや体のだるさにつながりやすいという、とてもデリケートな状態になっているのです。
高齢者はエアコン自体が苦手なのではなく、エアコンの冷たい風が直接あたることが苦手なのです。
そこで、エアコンを使うこと自体を避けるのではなく、「風の当たり方を工夫する」ことが大切になってきます。
「冷房が苦手だから」と、暑い日もエアコンを使わずに過ごしてしまう方がいますが、これは非常に危険です。
熱中症死亡者のうち65歳以上の高齢者の占める割合は上昇しており、全体の8割超となっています(2023年は83%/環境省「熱中症に関する最新の情報」令和7年3月)。
熱中症は屋外だけで起こるものではありません。自宅の室内であっても、十分に危険な状態になります。
高齢者向け賃貸住宅をお探しの方や、現在高崎市の施設で生活している方も、夏の暑さへの備えはとても大切です。
エアコンの風向きを上向きに設定すると、冷気が天井にあたって自然に室内全体へ広がります。
体に直接風があたりにくくなるため、冷えすぎや関節の痛みを防ぎやすくなります。
エアコンの風向きを調整したり、窓を少し開けて冷気をうまく逃がすなど、なるべく広い範囲で室内を涼しくするよう工夫することが大切です。
高齢者の場合、一般的に28℃前後が目安とされています。「少し肌寒いかも」と感じたら温度を上げる、「じっとりと暑い」と感じたら下げるなど、こまめに調整するのがおすすめです。
高崎の夏は特に蒸し暑くなることもありますので、無理のない範囲で室温を管理するよう心がけてください。
エアコンと一緒に扇風機やサーキュレーター(室内の空気を循環させる機器)を使うと、室内の空気が均一になり、体感温度が下がりやすくなります。
扇風機は体に直接風をあてるのではなく、天井に向けて使うと空気が循環しやすくなります。冷房と扇風機を併用することは、体に負担をかけにくく、省エネにもなる使い方です。
冷気がひざや肩にあたりやすい方は、薄い膝掛けや羽織りものを一枚用意しておくと安心です。
特に就寝時は体温が下がりやすいため、タオルケットなどを活用しましょう。
体が冷えすぎないように、膝掛けやブランケットを用意しておくのもおすすめです。
高齢者は若年者と比べて体内の水分量が少なく、脱水状態に陥りやすいことが知られています。のどの渇きを感じにくいため、脱水が進んでも気づきにくいことがあります。
のどが渇いていなくても、1時間に1回程度を目安に、コップ一杯の水や麦茶を意識してとるようにしましょう。
高齢者向け賃貸住宅を選ぶ際は、冷暖房設備が整っているかどうかも重要なポイントです。
高崎にあるシルバーマンション高崎では、全室に冷暖房が完備されており、スタッフが24時間常駐しているため、体調の変化にもすぐに対応できる環境が整っています。
冷房の調整が難しいと感じる方や、夏の暑さに不安を感じる方にとって、適切なサポートを受けながら過ごせる高齢者向け賃貸住宅は、安心できる選択肢のひとつです。
冷房の風が苦手だからといって、エアコンを使わないでいると熱中症のリスクが高まります。
大切なのは、エアコンを「使う・使わない」ではなく、「どう使うか」を工夫することです。
風向きや温度設定を見直し、扇風機との併用や適切な服装の工夫を取り入れることで、体への負担を減らしながら快適に過ごすことができます。
高崎の暑い夏も、少しの工夫と住まいの環境づくりで、ずっと穏やかに乗り越えていただけると思います。
ぜひ今日からできることをひとつずつ試してみてください。
本コラムは、一般的な情報提供を目的として作成したものです。記載の内容は執筆時点の情報に基づいており、今後変更になる場合があります。健康状態や体調には個人差がありますので、具体的な対処については、かかりつけの医師や専門家にご相談ください。また、エアコンの設定温度や使用方法については、建物の管理規則によって異なる場合があります。
