初めての一人暮らしでも、日中の過ごし方のリズムと呼び出しボタンの“使い方の練習”が整っていれば安心です。
本記事では、外出・休憩・食事・体操などの日中ルーティンと、居室・トイレ・浴室・携帯型の呼び出しボタンを安全に活用する要点をまとめます。
個別の運用(設置位置・通報先・追加料金など)は施設ごとに異なります。見学時に書面でご確認ください。
要点
- 日中の“区切り”を作る:朝・昼・夕の3回、軽い体操と水分補給・服薬確認をセットに。
- 呼び出しボタンは“触って練習”:居室・トイレ・浴室・携帯型の位置・押し方・解除方法を当日確認。
- 連絡の順番を1枚に:館内連絡先・家族・主治医・かかりつけ薬局をカード化し、枕元と玄関へ。
日中の過ごし方(安心のリズムを作る)
- 朝:起床後すぐに水分150~200ml、カーテンを開けて室温を確認(冬は18℃以上を目安)。
- 午前:廊下~談話室までの往復歩行や、椅子に座って関節の曲げ伸ばし5~10分。
- 昼:食後に服薬チェック、15~20分の休憩。外出は明るい時間帯に。
- 午後:買い物・趣味・面会は足元が明るい時間に実施。帰室したら手洗いと水分補給。
- 夕:就寝前の動線(ベッド→トイレ)の障害物を除去し、足元灯を点検。
呼び出しボタンの活用(種類・点検・練習)
- 居室ボタン:ベッドから片手で届く位置かを確認。誤作動時の解除手順と連絡先を聞く。
- トイレ・浴室ボタン:転倒時も届くよう低い位置・ひも式の有無を確認。入浴前に試し押しができるか施設へ相談。
- 携帯型(ペンダント・腕時計型):電池切れの合図と交換方法、装着の向きを練習。就寝時の置き場所を固定。
- 通報の流れ:誰が受ける→誰が来る→到着までの目安(分)、追加費用の有無を書面で確認。
見学・入居時に確認したいこと(書面で裏取り)
- 夜間体制:館内常駐/当直/外部駆けつけの別、到着目安と巡回回数。
- ボタンの位置と数:居室・トイレ・浴室・携帯型の有無、設置高さ、防水性。
- 通報時の連絡順:館内→家族→救急の順番、誤報時の対応と費用。
- 外出時の連絡:留守時の扱い(不在でも通報が発信される機器があるか等)。
居室レイアウト(動線と明るさを整える)
- 通路幅:ベッド脇~出入口は60~75cm以上を確保。床置きの荷物を撤去。
- 足元灯:ベッド→廊下→トイレを直線に3点配置。交換日をメモ。
- コード類:配線は通路外、配線カバーで段差化を防止。
今日から使えるチェックリスト
- 朝・昼・夕の水分補給と服薬確認のタイミングを決めた。
- 居室・トイレ・浴室・携帯型の呼び出しボタンを実際に押して、位置・押し方・解除方法を確認した。
- 通報後の到着目安(分)と連絡の順番をカード1枚にした(枕元・玄関に設置)。
- ベッド脇の足元灯と通路幅60~75cmを確保し、床置きの荷物をなくした。
参考情報・リンク/免責事項
【制度・住まい選び】
・国土交通省「サービス付き高齢者向け住宅(制度概要)」
・厚生労働省「介護サービス情報公表システム」
【事故予防・救急の基本】
・消費者庁「契約・製品など生活事故の注意喚起(一覧)」
・総務省消防庁「救急車の適正利用(迷ったら#7119)」
免責事項:本記事は一般的な目安の整理です。呼び出しボタンの設置位置・通報先・到着目安・費用は事業者ごとに異なります。最終判断は最新の契約書・重要事項説明・館内掲示・機器の取扱説明書を必ずご確認ください。
投稿者プロフィール
-
シルバーマンション高崎
-
群馬県高崎市の高齢者向け賃貸住宅「シルバーマンション高崎」
快適なセカンドライフを送れるよう充実したサービスをご提供いたします。